水産のプロが認めるイチオシの魚料理店

タチウオ料理ばかりの専門店

《漁協めしシリーズ》「銀たちの郷(さと)」(JFおおいた・くにさき支店)
2016/09/27
水産専門紙K記者のおすすめ!
鮮度の良さと豊富なメニュー
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看板料理の「太刀重(たちじゅう)」。定食はサラダ、小鉢、吸い物、香の物がつく

ここがおすすめ!

JJFおおいた・くにさき支店が直営する「銀たちの郷」は、大分空港から車で10分ほど、国東市・道の駅くにさきの中にあります。同市の特産品である「タチウオ」料理の専門店で、漁協直営だからできる鮮度の良さと豊富なメニューが自慢です。

キラリと銀色に光るタチウオ

「創作料理の『太刀重』」

市のブランド魚〝くにさき銀たち〟の名が示す通り、国東半島沖合で獲れるタチウオは、キラリと美しい銀箔をまとう。おだやかな瀬戸内の海と豊後水道からの激しい黒潮がぶつかる海域は、山からの栄養も豊富に運ばれるため、肉厚だが締まった身に、バランスよく脂がのったタチウオに育ちます。

いちばん人気は「太刀重(たちじゅう)」です。3枚におろしたタチウオを、かば焼き風に甘辛いタレと一緒に焼き上げました。当地のタチウオは脂がのっているためか、濃いタレの味に魚の味が負けておらず、加熱してふっくらした身はウナギよりも上品に調和します。

太刀重は同店の創作料理です。「うな重」よりもあっさり、やわらかく仕上がってご飯がすすみました。

刺身は皮つきがおすすめ

タチウオ三昧に目移り

太刀重のほか天ぷらや塩焼き、寿司、カツに加工した身は丼やカレーへと、お店のメニューはタチウオ尽くしで、目移りします。

定食につく吸い物は、タチウオの中骨でダシがとられており、この味だけでもタチウオ料理をもう一品、追加したくなる味です。

単品で注文するならば、やはり刺身は外せません。太刀重や天ぷらなどと違い、皮付きでコリコリと締まった食感が楽しめます。程よい脂を真っ先に感じたのち、皮下に蓄えた脂がじわじわあふれてくるのです。

網でなく釣りで揚げる〝くにさき銀たち〟は傷が少ない。ほかの魚にない美しさがあり、一般的なタチウオの輝きをも上回ります。鮮度よく美しいからこそ皮をひかずに提供でき、皮付きだからこそ、この味に到達する。当地ならではの味でしょう。

骨せんべいなど、加工品も販売

銀たちの郷はレストランのほか、新鮮な天然鮮魚や海産加工品も販売しています。お土産にはタチウオの押し寿司やなどが人気で、水揚げのある日は生鮮タチウオも並びます。タチウオは鱗がなくさばきやすいので、食堂でタチウオの魅力にはまったら、鮮魚もお土産に購入し、自宅で料理してはいかがでしょうか。

地元で定番のタチウオ料理は、刺身、塩焼きに「背越し」といいます。背びれは固いので根本から取り除き、背骨と垂直にぶつ切りにして、中軸の脊椎骨を外す。皮と小骨からにじみ出るうま味を同時に楽しめる、漁村の味なのです。

国東名物は、「修正鬼会(しゅじょうおにえ)」に「タチウオ」

銀たちの郷へ行く、国東市内の道で見つけた看板です。左は「修正鬼会(しゅじょうおにえ)」といって、仏や高僧の化身とされる鬼が、たいまつの火の粉を参拝者に浴びせ、1年間の無病息災を願う火祭り(国指定重要無形民俗文化財)で、右がタチウオ。国東の2大名物、といったところでしょうか。

店舗情報

営業時間
月曜日から金曜日は、11時から15時。土日祝日は11時から16時まで
住 所
〒873-0511 大分県国東市国東町小原2662-1
電 話
0978-73-2170
定休日
1月1日
URL
http://www.pride-fish.jp/shop/index.php?c=shop2&pk=1400325891
地 図
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