総合容器メーカーの大和製罐(株)は、缶詰を電子レンジ加熱可能にする独自のアタッチメント「レンジde缶™」(ノンスパークキャップ™)を開発しました! 従来、缶詰を温めて食べる際は湯煎をするか、中身を別の容器に移して電子レンジで加熱するのが主流。ただ、やけどのリスクや手間が課題となっていました。 ライフスタイルが変化する中、同社は「誰もが電子レンジで簡単に中身を温められる缶詰を提供したい」と考え、プロジェクトチームを発足。約4年の歳月を経て新しい調理体験を実現しました。 一般的に、電子レンジで缶詰を加熱すると、マイクロ波が缶詰の一部に集中してスパーク(火花)が発生するリスクがあり推奨されていません。 一方、「レンジde缶™」は、レンジ庫内底面と缶詰の距離が近いことでスパークのリスクが高まる点に着目。アタッチメントで適切な間隔を保つことで、発生リスクを低減させています。 実際、500ワットの家庭用電子レンジでフタを開けた状態の缶詰を60秒加熱した実験では、スパーク発生率が28%だったのに対し、同製品を使った場合は0%にすることができたといいます。 今後、同社としては量産化に向けた取り組みを加速し「(手軽に)『温めることでおいしく食べられる缶詰』という新たなジャンルの創出を推進していきたい」とコメントしています。 同様の製品は日本初で、現在は外部機関を用いて世界初かどうかについても調査中。販売時期や価格は未定ですが、2026年3月ごろまでの製品化を目指しており、現時点では缶詰とセットで使い切りでの販売を想定しているそうです。 缶詰を電子レンジで温められる時代に! 新たな缶詰商品も誕生しそうな予感です…🥫 「レンジde缶™」、販売されるのが待ち遠しいですね✨