贅沢にヤナギガレイのフライを合わせた「フライ御膳」
ここがおすすめ!
JF新潟漁協岩船港支所直営で、岩船港直売所内にある「漁師食堂」は岩船港で水揚げされた魚介類や岩船産の原料にこだわったメニューを揃え、連休には多くの家族連れなどで人気の食堂です。
岩船港では、ヒラメやスズキ、タイ、ブリなどが通年漁獲され、季節によりイワガキやツブ貝など貝類なども豊富に揚がります。
「地元の魚だけを使用することにこだわっています。その時期のいちばんおいしいものを食べていただきたい」と中島真津夫直売所所長。
旬の刺身を約7種類盛り込んだ「漁師定食」を基本に、その料理定食に焼き魚を付けた「漁師御膳」や県のブランド魚のヤナギガレイのフライを付けた「フライ御膳」のほか、丼ものや焼き魚とご飯、味噌汁といった手頃なメニューも多数取り揃えています。
「漁師定食」は岩船港で獲れるヒラメやスズキなど白身魚を贅沢に盛り合わせている。白身魚の上品な味とうま味は格別。食堂では魚の扱いを熟知した漁師の奥さんも調理に当たっているので、魚のおいしさを十分に引き出した料理が堪能できます。
岩船港は県内でもヤナギガレイの水揚げが豊富なエリア。ヤナギガレイは高級カレイの代表でカレイのなかでも最もおいしいと評判です。
ヤナギガレイの焼き物も
さらに食堂隣りの直売所で販売している魚なども好みのものを購入し、ご飯と味噌汁のセットを注文すれば食堂で無料調理してくれるサービスもあります。
サイドメニューでは、岩船産の米粉を使用し、地元で揚がったタコとキャベツを加えた自家製の「米粉たこ焼き」も人気メニューの一つです。
食堂は椅子席スタイルで、テラス席もあります。
直売所の中には食堂だけでなく、水産加工品や鮮魚を販売している漁師市場も併設
地魚祭りも定期開催
「漁師食堂」は市場施設の建て替えに伴い、平成20年に開業しました。漁港を目の前に、食堂や市場、加工品直売所などが隣接して並んでいます。様々な魚が揚がる市場の見学もできます。
また施設では、4月に「さかなまつり」、6月に「イカ祭り」、8月に「貝祭り」、10月に「鮭祭り」を開催し、魚食普及に取り組んでいます。直近では、7月30日に直売所で貝フェスティバルを予定。岩船港で水揚げされた天然のイワガキの販売、カキやサザエの浜焼きなどもあります。當摩支所長は「漁師自らが魚のおいしさを伝える取り組みになっています。大変ではありますが魚の魅力を地道に伝えていく活動は必要です。ぜひ岩船の海の幸を味わいにお越しください」と話しています。
加工品も豊富に並ぶ
新鮮な魚がずらりと並ぶのは圧巻