あまたのマグロ好きを魅了! | KIRIMIちゃん.おさかナビ

水産のプロが認めるイチオシの魚料理店

あまたのマグロ好きを魅了!

《仲卸直営》「鮮菜魚 早瀬」(豊洲・㈱大作早山商店)

2023.01.27

水産専門紙H記者のおすすめ!
ランチで人気のマグロ漬け丼2種

「鮪中トロ丼」はインドマグロの中トロを使用。たまに大トロといえるものが混じることも。それに当たる人はラッキーですね( ´艸`)

隠れ家的立地に

 東京メトロ銀座線京橋駅近く、銀座の隠れ家的立地にある豊洲市場のマグロ専門仲卸直営店。

 オープンから十数年、厳選仕入れのマグロが織りなす料理があまたのマグロ好きを魅了してきました。

 2年目の服部良一店長はオーナーとは古いなじみだそうです。

オーナーの古い馴染みで一昨年暮れから店長を任されている服部さん

 隠れ家的雰囲気は地下1階へ続く階段まで。店内の天井は高く開放感があります。

 カウンター、テーブル席、通常個室に掘りコタツ個室もあります。

 掘りコタツ個室の床には使い込まれた軟らかな「琉球畳」が使われ、くつろぎ空間で落ち着けます。

店内は天井が高く、のびのびとくつろげる空間になっています

200グラムの厚切り漬け丼

 ランチ営業で近隣オフィスの勤め人を虜にしてきたのが、開店当時からの看板メニューの漬け丼。

 今はインドマグロの中トロを漬けにした「鮪中トロ丼」(税込み価格1,500円)と、厚切りキハダマグロの「鮪漬け丼」(同1,000円)があります。

 いずれも切り身の重量200㌘と、食べて満足間違いなしのボリューム。

 漬けというと醤油の印象が強いですが、「早瀬」で使うのは、酒をみりんで割って練りゴマを混ぜ込んだ、あっさり風味のオリジナルの漬けダレ。服部店長が来てからひと工夫したそう。

キハダを使った鮪漬け丼。週替わりランチと並んでランチの最安値帯もボリュームはすごい。漬け丼の2種類で使うマグロを変えているのがユニーク

かつてはマグロ漬け丼一択だったランチメニューの種類は増えている

 トロか赤身かの部位の変化だけでない違いを楽しめます。

 ランチメニューには最近「寒ぶりトロロ丼」、週替わりランチの「揚げたて天丼」「銀だらの煮付け」といった、マグロ以外も加えています。

 飽きずに「毎日でも通える店にできたら」と服部店長は話しています。

マグロの奥深さに触れる

 豊洲市場のベテラン仲卸であるオーナーが手配する、国内外のさまざまな産地の本マグロ、インド、メバチ、キハダなどがグランドメニューに多彩に織り込まれています。

 大間などの特定産地にこだわらず、「レベルが飛躍的に上がった」養殖物も使っています。マグロ専門仲卸がその日、その季節に「うまい」と自信をもって勧めることができるマグロを店に送り込んでいます。

 夜メニューの名物「極上厚切りネギマ鍋」では脂たっぷりのメバチのハラモを使い、同じネギマでも「ネギマ串焼き」は串から落ちないようにトロでない部位のインドマグロを使っています。

 「マグロのさまざまな種類と食べ方を当店で味わってほしいですね」と服部さん。

 本マグロの熟成大トロを使った「マグロステーキ」はごくまれにしか店に出ませんが、熱狂的ファンが付いています。

マグロ好きがその真の奥深さに触れたいなら「早瀬」一択!!
 Don’t miss it.

搬入する際にやむをえずカットしましたが、美しい木目調のカウンターの元は一枚板ということです

カウンター奥には豊洲・大物業界作成のマグロ・カジキの世界主要漁場図がかかっている。店長らと産地を語らいながらマグロの話に花が咲きます。

壁には、豊洲市場が移転元である築地市場最後の日をとらえた写真も飾られていました

店舗情報

営業時間
ランチ・午前11時30分~午後2時(ラストオーダー午後1時30分)
ディナー・午後5時~午後11時(ラストオーダー午後9時30分)
住 所
〒104-0031東京都中央区京橋3‐3‐11
VORT京橋B1F
電 話
03-6423-1863
定休日
土曜は予約のみ(不定休)、日曜・祝日
URL
https://p405800.gorp.jp
地 図
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