おさかナビニュース!
制作した産卵床を投げ入れる中学生(アドベンチャーワールド提供)
和歌山県・白浜町のアドベンチャーワールドで、パンダが食べ残した竹の枝葉を有効活用したアオリイカの産卵床を地元中学生が製作・設置しました。
「パンダバンブープロジェクト」の一環で、大阪府・岸和田市の里山で伐採した竹をジャイアントパンダの食事に充てることで、里山の荒廃を防いでいます。
また、パンダが食べない竹の幹部分や食べ残した竹、ふんを有効資源とするアップサイクルを推進しています。
今回は、竹を使った産卵床を生物の減少傾向が確認されている海に設置することで、陸と海の環境課題解決に貢献しました。
中学生らはアドベンチャーワールドでレクチャーを受けた後、パンダの食べ残したモウソウチクの枝葉20本とコンクリートブロックを使って産卵床を製作。
船で設置ポイントに向かい、産卵床と投げ入れました。
同日は30基を設置。全部で60基を設置予定です。
うまくいけば6月下旬~7月中旬にはアオリイカの産卵がみられるとのこと。
昨年行われた初回では、5月中旬に設置し、7月時点でびっしり卵が産みつけられているのを確認しているそうです。
パンダの食べ残した竹で海洋環境保全のアップサイクルを!
今年もアオリイカが産卵しに来てくれると良いですね!