KIRIMIちゃん.がゆく!
今日は北海道くしろ市のかこう屋さん、マルア阿部商店(あべしょうてん)に来たよ。
塩いくらのこくないゆうすうのメーカーで、昔からのしょくにんさんがつくる製品はとてもおいしいんだって…!
醤油いくらや、オリジナルの「氷塩」せいほうでつくるさけ製品も人気なんだよ。
マルア阿部商店本社
マルア阿部商店のじむしょだよ。くしろ副港のすぐそばにあるよ。
マルア阿部商店は昭和31年に創業した老舗メーカーです。さけ・いくら製品を主体に、釧路近海で水揚げされる水産物を幅広く扱っています。近年、道東沖で漁獲されているさばを使い、〆さばもつくっています。
秋さけの裁割(さいかつ)
原魚の秋さけのおなかをひらいて、すじこを取り出してるよ…!
卵の腹出しから皮の分離、撹拌(かくはん)までは迅速さが求められる非常に重要な工程です。同社では熟練した“プロの技”により瞬く間に処理し、原卵の鮮度や風味を損なうことなく、いくらに加工しています。
塩いくらの熟成
1日漬け込んだ塩いくらだよ。ツヤがあってきれい…おいしそうに見える?
非常においしそうです。昔ながらのザルを使った水切り風景は壮観です。同社には漁期中、道東各港から一日80トン前後の原魚が搬送されてきますが、塩いくらは特に鮮度の高い、近場の原魚の卵から作っています。
醤油いくらの調味液漬け
こっちは醤油いくらだよ。塩としょうゆを合わせてねんかん500トンくらいのいくらをつくるんだって。
醤油いくらが一般化してからは、同社でも徐々に醤油の割合が増加し、現在は塩、醤油の製造比率は半々になっています。醤油いくらは通常品のほか、風味のいい「生醤油漬け」もラインアップしています。
塩いくらの箱詰め
塩いくらをはこづめしてるよ。どんな人が食べるのかなぁ…?
製品づくりの仕上げの工程で、丹念に作業します。最終検査も行い、品質には万全を期しています。塩イクラは関東はもちろん、関西圏でも人気があり、多くのユーザーに愛されています。
さけ製品のパッキング
ときさけのきりみのほうそう作業だよ。
さけ製品では、独自に編み出した「氷塩熟成」によるアイテムが支持を得ています。マイナス2度Cからプラス2度Cの「氷塩水」で約72時間熟成させる製法で、さけの旨みを引き出し、付加価値を高めて提供しています。