おさかナビニュース!
水産庁は釣り人に対して、「漁業と一貫性のある資源管理を目指していく」とし、遊漁船やプレジャーボート、陸釣り含め、すべての釣り人を管理対象にしています。
クロマグロについては、30㌔未満の小型魚の採捕は禁止とし、30㌔以上の大型魚は、水産庁のホームページもしくは、スマートフォンアプリでの報告が義務付けられています。
キープは一人一日1尾までとし、そのあと釣れたクロマグロはリリースするように呼び掛けています。
クロマグロの採捕量調査の結果・・・
水産庁では、5年間にわたり、遊漁船業者にアンケート調査を実施しました。
結果から推定したクロマグロの採捕量は年間10㌧程度と予想し、管理初年度は余裕を持たせ「年間20㌧程度」と設定しました。
しかし、結果わずか2か月足らずで枠の上限を突破し、遊漁の採捕禁止が通知されました。
翌年は2倍の40㌧に設定も2.6㌧を超過し、23年度から超過分を差し引く措置がとられました。
SNS発信の禁止も
大手釣り具メーカーの担当者は、「(実際は)報告の100倍は釣れているだろう」と、驚きの指摘もしています。
一部の遊漁船業者は、ホームページにクロマグロの釣果をアップしない、釣り人にもSNSでの発信を禁止するように呼び掛けているとのことです。
水産庁の遊漁採捕量報告ページはコチラ
クロマグロの規制についてはコチラ
新連載の「ともに生きる海」は、6月12日付1面で「クロマグロ管理編」を掲載しました。
次回からは3面で随時掲載いたします。
釣りをするときは、必ず地域のルールや国のルールを確認し、安全に楽しんでくださいね!